1、 型紙を彫る

図版に従って必要な枚数の型紙を作ります。彩色する目的の和紙を型紙に貼り合わせて
型紙を切ります。
2、 和紙にドーサを引く
和紙の縮みの防止と、摺込む顔料の目止めを目的に、先ず和紙にした処理としてドーサを引きます。ドーサには本来は膠とミョーバンを溶かした溶液を使用しますが最近では膠をゼラチンに変えて使用しています。
3、 木版を使い和紙に骨画き(輪郭)を移す
図版の輪郭線を先ず和紙に摺ります。この工程には木版を利用します、版木に和紙をあて バレンを使用して刷ります。多くの図版には薄墨色を使用しますが、中には墨草色を使う場合もあります。
4、 型紙を使って摺込む
この工程が提灯用和紙に絵付けをする最も大切な段階です、図版によっては型紙を150枚使用するような柄もかつてはありました。1枚の型紙には1つの色と工程が含まれます。
この手法にはまた、この地方独特のボタン刷毛と呼ぶ専用の刷毛を使います。大きさも色々あります、顔料を摺込む面積によって刷毛の大きさや硬さを変えます。この手法の最も特徴的な表現は「ボカシ」です。日本画の技法のように具を薄く重ねる事により前に入れた具の色に溶け込むようなグラデーションを刷毛で表現します。
5、 付き版
何枚もの型紙で彩色された和紙に最後に細い葉脈などの線を入れる工程です。