和紙印刷・加工
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 家田紙工は明治22年に創業者・家田政吉が美濃の手漉き和紙を中心とした卸商を始めたのが歴史のはじまりです。
 戦後は現在の提灯用紙の販売を専門に手がけるなかで、和紙を販売するだけではなく、岐阜提灯などをはじめとした全国の提灯用紙の絵付けを主とした刷り込み(ステンシル)、シルク印刷、フレキソ印刷なども手がけるようになり、職種の独自性を継承してきました。
 そもそも、岐阜提灯の製造の起源は17世紀頃であると言われています。江戸時代以前、提灯は、主として天皇家・貴族・武家・僧侶などの上層階級で宗教的儀式としての仏前に供える献灯具や、日常生活の照明器具として使われていました。それが一般庶民の暮らしに普及したのは、ローソクが大量生産になり、安く入手できるようになった江戸時代以降のようです。
 江戸時代中期以降、提灯の種類・用途は多種多様な展開を見せ始め、単なる用具としてだけでなく、人々の慣習、信仰、美術などを表現する文化の担い手となっていきました。
 300年以上の歴史を経て、優美な工芸品として発展した「岐阜提灯」は、薄く強靭な美濃和紙と、極めて細い竹ひご、浮世絵のように鮮やかな絵の摺り、そして提灯張りなど、現在も何人もの職人の手を経て作られています。その技が織り成す岐阜提灯の美しさは、現代では世界的彫刻家のイサムノグチによる「Akari」シリーズなどによっても世界中に伝えられました。
 このような経緯のなかで、家田紙工の職人による提灯の絵付け技法は、提灯あかりをより美しくみせるため、できるだけ薄い和紙に印刷された陰影、色彩の多様さ、美しさ、文様の意味性などが求められるようになり、時代の流れのなかで進化をくり返しながら、より美しく、より精密に、人の手を介しながらも、ある程度の大量生産が可能な生産システムが開発されていきました。
 現在、家田紙工では、江戸時代以降のままの伝統的な絵付け技術なども継承しつつ、最新のコンピューターを駆使した特殊印刷も行っております。

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