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■■■ a piece of natural paper ■■■
幸草紙工房シリーズ
幸草紙工房の加納さんの漉く和紙は、楮や雁皮を主体原料として作り上げるために画仙紙とは違う滲みを表現できる。雁皮の和紙は非常に強靭なため、葛の根の先を砕いて筆状にしたもので書いても紙が破れない。
また楮の紙はその繊維が長く美しいため、例えば書家が筆を入れれば、墨が繊維の1本1本に添って滲んで行く様子が見て取れる。これが書道用用紙として最高な紙を作りたいという加納さんの和紙の最大の特徴。
それを裏付けているのが、保木工房と一緒に行っている和紙の原料となる里山での楮栽培への取り組みや、昔ながらの手作業による紙漉工法の復活などの丁寧な和紙づくりへの姿勢。
さらに加納さんは、楮以外にも藁などの植物繊維を利用した和紙も製造する。楮、雁皮、三椏以外の原料の利用も加納さんの目指す書家用の紙の完成度を高めるためだ。中国で生産される画仙紙には竹が原料として使われるが、これも独特の墨のにじみを出すために利用されている。