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![]() 美濃の伝統工芸士でもある澤村正さんに弟子入りした家田さんの漉く和紙は、伝統工芸技術に添った、本来の美濃和紙そのものである。そのプレーンな和紙に、彼女は学生時代に習った日本画の技術を応用し、独特の表情を持たせてゆく。 和紙をキラ染めして静かな光沢を与えたり、藍を使い筆でさり気ない線を入れたり。プレーンな和紙だからこそ、さり気なさが際立って、手作りならではの温かさや、控えめながらも主体を支えるアート表現が立ち上がってくる。そんな彼女の和紙は、表装や額などのマットに利用しても、その持ち味が発揮される。 (文:家田学) →家田 美奈子が漉く和紙(プロダクツの手漉き和紙のページへ) <家田 美奈子> 昭和51年生まれ 岐阜県羽島郡笠松町出身 岐阜県立加納高等学校 美術科卒業 東北芸術工科大学 美術科卒業 学生時代に日本画を学ぶ中で素材である和紙に魅了され、平成13年 美濃手漉き和紙の伝統工芸士である澤村正氏に弟子入りして本美濃和紙の製法を学ぶ。平成17年に独立する。 私の考える「美濃和紙」: それはずばり、美濃で作られている紙であると思う。手漉きであれ、機械漉きであれ、美濃周辺(美濃地方)の風土、水、空気で作られた紙が美濃和紙ではないかと思う。たぶん紙を買う人の全てがそう思って買っているのだと思う。 いつの頃からか、問屋や紙漉き自身が他の産地から紙を買いいかにも美濃で作られたように売られる。前に実際に店でそういう現場を目にし、かなりショックを受けたことがある。そうならないためにも、自分の紙は責任をしっかり持って所在をしっかりとし、安心して使ってもらえるようにしていかなければいけないと思う。
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